こんにちは。ミクシィ・リサーチの濱野です。
このところ2回に渡り「営業」をテーマに書きましたが、
リサーチネタより好評のようでしたので、
また今後もたまに書いていこうと思います。
今回は、スマホ利用者がスマホの利用用途やスマホへの距離感などの
比較をテーマにしようと思います。
少し前のテーマでネットリサーチの回答者が大きく3つに分類されるという話を書きました。
http://blog.mixi-research.co.jp/entry/2014/08/05/092747
1.PCPC:PCで会員登録して、PCで回答する
2.PCSP:PCで会員登録して、スマホで回答する
3.SPSP:スマホで会員登録して、スマホで回答する
これらのグループでスマホでやってることや、利用シーンなどは異なるかを
アンケートをもとに調べてみました。
以下のように異なる母集団を対象にしてアンケートをしました。
Group A「3(SPSP)」:スマホネイティブアプリ利用者を対象
Group B「1(PCPC)」「2(PCSP)」:PCポイントサイトのスマホ利用者を対象
まず、前提ですが、
Group A「スマホネイティブアプリ」グループでは、
の利用者に、以下のように1問1答のマイクロサーベイから、外部アンケートシステムに誘導した上で、回答してもらいました。
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Group B「PCポイントサイト」グループについては、
インターネットリサーチでスマホ保有者を抽出して、
アンケート回答してもらいました。
*回答者属性ですが、それぞれのグループで年代や性別の構成比が異なることを
あらかじめご留意ください。
1.朝起きて15分以内にスマホをチェックする。
(アラーム機能は除く)
A)「スマホネイティブアプリ」グループの人は、
おそらくスマホと一緒に寝ているんでしょうね。
このほかに、「寝る前にスマホを使う。」という質問でも、A)「スマホネイティブアプリ」グループの人の方が圧倒的に該当者の割合が高いことが分かりました。
2.トイレにスマホを持って入る。
トイレで、一人落ち着いて何かを検索したり、読み物をしたりしてるのでしょうか。
トイレにも肌身離さず持っていく人が3割以上もいるんですね。
新聞や雑誌を持ち込む人が多いと思いますが、紙のメディアの代わりとなりつつあるようです。
3.スマホでSNSする。
スマホの使い方ですが、
SNSへの距離感もA)「スマホネイティブアプリ」グループの人の方がとても近いですね。
4.スマホで買い物する。
スマホでのショッピングに関しては約4倍の差が出ました。
A)「スマホネイティブアプリ」グループの人はスマホの利便性を活かして、いろいろなシーンで使いこなしてる様子がうかがえます。
最後に、
5.日頃、パソコンはほとんど使わない。
パソコン不要な人たちがどんどん増えてきているようです。
マーケティングリサーチの全体設計をおこなう上で、
今まで当然のようにネットリサーチはパソコンで回答してもらう前提であることを疑いもしませんでしたが、
このようにパソコンではアプローチできない層が増えてきている中、
「誰に聞くべきか??その人たちは、何で回答してくれるのか?」を設計時にきちんと検討しなければならないのではないでしょうか。
その他の質問の回答結果については、以下よりご覧いただけます。
スマホユーザー比較 ~ネイティブアプリのユーザーと、PCポイントサイトのユーザーは異なるのか~
最後に、記事の中で紹介したPoPollyは、1
若いユーザーが多く、ユーザーのアクティブ率も高いため、
今後のコミュニケーションツールの1つとして展開していく予定です。
次回はもう9月になりますね。9月2日(火)更新予定です。