(続)本当のモバイルリサーチの意味を探りに        ~目からウロコ。スマホは電話~

こんにちは。ミクシィ・リサーチの濱野です。

 

久しぶりに、今回はこちらの続編にしようと思います。

 

~Marketing Research in the Mobile World(http://mrmw.net/na-minneapolis-2013

に初めて参加してみました~

第一回 http://blog.mixi-research.co.jp/entry/2014/07/15/092908

第二回 http://blog.mixi-research.co.jp/entry/2014/07/22/084858

 

この昨年夏のカンファレンスで聞いた、Civicom社(http://www.civi.com/)の事例が「目からウロコ」だったので紹介します。

 

参考までですが、事例はこちら:

201307 mrmw資料

 

もともと、Civicom社は電話会議システムやウェブ会議システムなどのツールを販売する会社で、

自社の保有する会議システムをマーケティングリサーチサービスに活用しています。

f:id:mixiresearch:20140904174737j:plain

 

今回の事例は、

「96ヵ国ほぼ同時期にコーヒーに関する消費者実態調査を実施した」ということでした。

 

何が「目からウロコ」か?と言いうと、この調査の調査手法が「電話調査」だったということです。

 

当然、まだまだスマホが普及していない国や地域も対象になるため、スマホだけでなく一般的な携帯電話利用者を対象にすることでより多くの人にアプローチをすることができました。

 

f:id:mixiresearch:20140904174733j:plain

「電話調査」と聞くと、コールセンターの調査員が調査対象者に電話をかけるイメージをお持ちの方も多いと思いますが、このCivicom社が実施した「電話調査」は、逆の発想で「調査対象者からコールセンターの調査員へ電話をかける手法」を取っていました。

 

これがまた、わたしにとっては「目からウロコ」でした。

 

この電話調査の手法で、

「●●へ着いたら電話してください」

「●●を買ったら電話してください」というような、

 

”in the moment research(その瞬間のリサーチ)”

の実施が可能になります。

f:id:mixiresearch:20140904174743j:plain

 

 

「スマホ=モバイル」だけではなく、

 

「スマホ=携帯電話」であり、

 

「携帯電話=ロケーションフリー」と考えると、スマホを使ってできることの幅もさらに広がりますね。

 

次回は9月16日(火)更新予定です。

 

こんなエンジニア好き!!                  ~俺たちも売上に貢献したい~

こんにちは。ミクシィ・リサーチの濱野です。

あっという間に8月が終わりましたが皆様の夏はいかがでしたか??

 

われわれはこの夏、今後のサービス開発、改善を目的に弊社のセルフ型ネットリサーチCiao(チャオ)を

mixi survey(セルフ型ネットリサーチmixi survey)にリニューアルすべく、

準備をしていました。

 

f:id:mixiresearch:20140901143344p:plain

今回はサービス改名及び一部リニューアルのきっかけについて、

少しお話しようと思います。

 

セルフ型ネットリサーチmixi survey(ミクシィ・サーベイ)の前身であるCiao(チャオ)は、2012年にサービス提供を開始し、一般企業始から大学生まで幅広くご利用いただいておりました。

 

最近、特にここ1年は、さまざまなセルフ型のネットリサーチが「ツール」として注目を浴び始めています。

 

ざっとですが思いつくサービスを列挙してみました。

 

f:id:mixiresearch:20140901142528j:plain

 

*パネルの有無や、その他、機能や価格などは異なりますが、ここでの説明は割愛させてもらいます。

 

とにかく、この1年で急速に増えましたね。

 

ちなみに、ミクシィ・リサーチのmixi surveyは、アンケート回答パネル付。

さらに回答者の対象条件を、性別や年代で絞り込むことも可能です。

 

このように新しい市場が注目されはじめている状況を知った、

弊社のエンジニアたちがつぶやきました。

 

「俺たちも売上に貢献したい。技術の力が発揮できるのはDIYしかない」と。

 

 

f:id:mixiresearch:20140901142223j:plain

 *実際のスライド

 

勝手にプランもメンバーも決めて、エンジニアの「1週間の活動時間の20%をDIYの改善に使わせてくれ」と訴えてきたのが8月に入る前だったでしょうか。

 

しかも、約3年前のセルフ型ネットリサーチCiaoのサービス開発にあたり、

少ない知恵をしぼりやっとの思いで名前を決めたわたくし本人に対して、

 

「ネーミングが悪い」

 

「名が体を表してない」

(いやいや、Consumer Insight and Opinion の略なんですが・・・・)

 

好き勝手言ってくれるわけですよ。

 

f:id:mixiresearch:20140901142219j:plain

*実際のスライド

 

そんなこと言われて、

「はい、そうですか!」って言えますか??

 

積極的な提案は好きなので、あれこれ考えた結果、

まずはやってみることにしました。

 

ということで、20%だけではなくもっと工数を使い、

またディレクター1名にも加わってもらい、

 

「夏が終わるまでにとりあえずリリース」

 

を目標にプロジェクトを開始しました。

 

急に始めたことなので、あまり予算もかけられません。

 

クラウドソーシングを活用して、サービスサイトのデザインや

サービスロゴのデザインを募集したり、

実際にご利用いただいているお客さまにもご意見を伺いながら少しでも使いやすい、そして一人でも多くの方にミクシィ・リサーチのセルフ型ネットリサーチをご利用いたけるよう、

 

「クライアントファースト!」を掲げて、作業に取り掛かりました。

 

約1ヶ月でサービス名を変更し、サービスサイトをリニューアル、

これまで、お客さまからのご要望がもっとも多かったスクリーニング機能も実装しました。

 

また、もうひとつお客さまからのご要望が多かった機能として、

「フリープラン(3問・100サンプル)」のアンケートを簡単にコピーできるようにしました。

 

 

今回はリニューアルの第一弾です。

今後、mixi surveyがマーケティングや研究活動に携わるみなさまにとって身近に、

そしてより使いやすいサービスになるよう、常にカイゼンを重ねていきます。

セルフ型ネットリサーチmixi surveyに、ご要望やご意見ございましたら、ご遠慮なく

「僕たちに」お知らせください。

f:id:mixiresearch:20140901142204j:plain

*左から、ビーサン、ザキヤマ、エサキサン、アベチャン、ギイチロー

 

「mixi survey (http://mixi-survey.jp)よろしくお願いします!!世界目指すよ!」

 

 

最期に、近い将来もっともっと

ネットリサーチサービスのセルフ化が進み、とても安価になっていくことでしょう。

そうすると、いままでご利用いただけなかった方々にも使っていただける機会を提供できるのではないかと考えます。

 

「ネットリサーチをもっと身近に!!」

 

 

次回は、9月7日(火)の予定です!!

 

 

 

 

スマホの使い方やスマホとの距離を比較してみた。                               ~ネイティブアプリからの誘導と、PCポイントサイトからの誘導~

 

こんにちは。ミクシィ・リサーチの濱野です。

このところ2回に渡り「営業」をテーマに書きましたが、

リサーチネタより好評のようでしたので、

また今後もたまに書いていこうと思います。

 

 

今回は、スマホ利用者がスマホの利用用途やスマホへの距離感などの

比較をテーマにしようと思います。

 

少し前のテーマでネットリサーチの回答者が大きく3つに分類されるという話を書きました。

http://blog.mixi-research.co.jp/entry/2014/08/05/092747

 

1.PCPC:PCで会員登録して、PCで回答する

2.PCSP:PCで会員登録して、スマホで回答する

3.SPSP:スマホで会員登録して、スマホで回答する

 

これらのグループでスマホでやってることや、利用シーンなどは異なるかを

アンケートをもとに調べてみました。

 

以下のように異なる母集団を対象にしてアンケートをしました。

Group A「3(SPSP)」:スマホネイティブアプリ利用者を対象

Group B「1(PCPC)」「2(PCSP)」:PCポイントサイトのスマホ利用者を対象

 

まず、前提ですが、

 

Group A「スマホネイティブアプリ」グループでは、

PoPolly - ポップでかわいいポイントアプリ

 の利用者に、以下のように1問1答のマイクロサーベイから、外部アンケートシステムに誘導した上で、回答してもらいました。

f:id:mixiresearch:20140821154014j:plain

 

※PoPollyに興味のある方は、ご遠慮なくお問合せください!

 

 

Group B「PCポイントサイト」グループについては、

インターネットリサーチでスマホ保有者を抽出して、

アンケート回答してもらいました。

 

f:id:mixiresearch:20140821154020j:plain

 

*回答者属性ですが、それぞれのグループで年代や性別の構成比が異なることを

あらかじめご留意ください。

 

1.朝起きて15分以内にスマホをチェックする。

(アラーム機能は除く)

f:id:mixiresearch:20140821154051j:plain

A)「スマホネイティブアプリ」グループの人は、

おそらくスマホと一緒に寝ているんでしょうね。
このほかに、「寝る前にスマホを使う。」という質問でも、A)「スマホネイティブアプリ」グループの人の方が圧倒的に該当者の割合が高いことが分かりました。

 

2.トイレにスマホを持って入る。

f:id:mixiresearch:20140821154113j:plain

トイレで、一人落ち着いて何かを検索したり、読み物をしたりしてるのでしょうか。

トイレにも肌身離さず持っていく人が3割以上もいるんですね。

新聞や雑誌を持ち込む人が多いと思いますが、紙のメディアの代わりとなりつつあるようです。

 

3.スマホでSNSする。

f:id:mixiresearch:20140821154135j:plain

スマホの使い方ですが、

SNSへの距離感もA)「スマホネイティブアプリ」グループの人の方がとても近いですね。

 

4.スマホで買い物する。

f:id:mixiresearch:20140821154203j:plain

スマホでのショッピングに関しては約4倍の差が出ました。

A)「スマホネイティブアプリ」グループの人はスマホの利便性を活かして、いろいろなシーンで使いこなしてる様子がうかがえます。

 

最後に、

 

5.日頃、パソコンはほとんど使わない。

f:id:mixiresearch:20140821154218j:plain

パソコン不要な人たちがどんどん増えてきているようです。

 

マーケティングリサーチの全体設計をおこなう上で、

今まで当然のようにネットリサーチはパソコンで回答してもらう前提であることを疑いもしませんでしたが、

このようにパソコンではアプローチできない層が増えてきている中、

「誰に聞くべきか??その人たちは、何で回答してくれるのか?」を設計時にきちんと検討しなければならないのではないでしょうか。

 

その他の質問の回答結果については、以下よりご覧いただけます。

スマホユーザー比較 ~ネイティブアプリのユーザーと、PCポイントサイトのユーザーは異なるのか~

 

最後に、記事の中で紹介したPoPollyは、1

若いユーザーが多く、ユーザーのアクティブ率も高いため、

今後のコミュニケーションツールの1つとして展開していく予定です。

 PoPolly - ポップでかわいいポイントアプリ

 

次回はもう9月になりますね。9月2日(火)更新予定です。

 

(続)ツールが発達すると営業マンは不要になる。    ~ナンパと営業は同じ(オチは宣伝)~

こんにちは。ミクシィ・リサーチの濱野です。

 

お盆休み企画で前回は「営業」をテーマに

http://blog.mixi-research.co.jp/entry/2014/08/12/092831

 

してみたのですが、思いのほか評判がよかったので、

今回も同じテーマにしてみようと思います。

 

当然、扱う商品やサービスによって異なるかもしれませんが、

「営業とはなんですか?どうすればいいですか?」と聞かれたら、

わたしの経験からわかりやすく言うと、

 

「意中の人を口説くのと同じ」

 

f:id:mixiresearch:20140818141303j:plain

ということです。

 

これは以前から部下や後輩にずっと言ってきたことです。

 

では、営業のステップと、「意中の人を口説く」ステップを考えてみましょう。

 

1.見込み客獲得 = ナンパ

f:id:mixiresearch:20140818141329j:plain

 

営業の現場では新規のお客様獲得の為に、知らない相手に対して電話営業したり、

時には知らないオフィスに飛び込みしたり、

展示会やセミナーでは初めて会う人に声をかけたりしますね。

 

まさに、これはナンパと同じです。

ナンパする時も相手の顔色みたり、タイミングはかったりしながら

声をかけるものですね。

 

マニュアル通りの同じようなトークでこの第一関門と突破しようとするから、

数もたくさんこなさないといけなくなります。

 

最初の接点だからこそもっと大切にしてみるのはどうでしょう?

想像力をフル回転させ、もっとも興味を引く言葉や間で接してみましょう。

 

 

2.名刺交換 = 連絡先交換

f:id:mixiresearch:20140818142444j:plain

 

営業においては、見込みのあるお客様に出会えたら、次は名刺をもらいたいですね。

 

これを「意中の人との連絡先の交換」と考えたらどうでしょうか?

きちんと自己紹介をして、今後も連絡をしたいという気持ちを伝えて、

連絡先の交換をお願いすることでしょう。

 

街中で若い営業マンに「名刺交換してください」と言われた経験がある方もいるかと思います。

あれは見込みのあるお客様を獲得するのではなく、声をかけて立ち止まってもらうため(まさにナンパ)の練習のようなものですね。

 

3.商談のお願い = デートへの誘い

f:id:mixiresearch:20140818141257j:plain

名刺交換ができたら、次はゆっくり時間をいただいて商談をしたいですね。

 

商談のお願いをすることを「デートへの誘い」と考えたらどうでしょうか?

出会って、いきなり翌日に「デートしましょう」って言われても相手は困ると思います。

 

まずは少し時間をあけて、その期間に自分のことを理解してもらえるようなライトなコミュニケーションが必要でしょう。

 

少なくても相手にとって「害」がなく、可能であれば相手にとって「メリット」も出せるという事前情報がないと会ってもらえないと思います。

 

4.商談 = デート

f:id:mixiresearch:20140818141349j:plain

なんとか商談をしてもらえることになりました。

まさに「初めてのデート」です。

 

初めてのデート。

あなたはどうしますか?

きっと、デートに備えて一生懸命に相手のこと考え、

デートのプランを練りますよね。

それと同じことをお客様に対してもしてみてください。

 

最初のデートでテンションが上がり、テレビや雑誌にで紹介されてる場所へ行き、

知ってる限りの知識を話しまくった結果、

相手に対して耳を傾けることができなかったということがないようにしてください。

 

5.商談の繰り返し = デートの繰り返し

f:id:mixiresearch:20140818141340j:plain

一度の商談で話がまとまるということは稀です。

ここからは商談や打ち合わせを繰り返す必要があります。

 

デートのとき、毎回、同じ服を着て、同じ場所に行って、

同じお話をするようなことはないですよね。

毎回、新しい場所やレストランを探し、話すネタも用意することでしょう。

 

営業も同じ。

お客様のためになる情報の提供や、楽しんでもらえる話のネタを用意しなければ次の商談はなくなります。

 

デートを繰り返しても意中の人を落とすには時間がかかることもあるでしょう。

 

営業も同じ。

契約までに時間がかかる場合もあるでしょう。

それでも、繰り返し接点を持ちお客様の「脳内シェア」を侵食していくことが重要です。

 

そして、ついに意中の人と、恋人や夫婦に慣れたとき、

当然「釣った魚に餌をあげない」ではいけません。

 

営業も同じ。

契約に至った後も、常にお客様のことを考え、

関係性を深めていくことが大切です。

それが未来の売上を作ることにつながります。

 

f:id:mixiresearch:20140818141312p:plain

 

このようにひとことで「営業」といっても、

いくつものステップを踏んで進めていくものです。

それぞれのステップでうまくいくこと、うまくいかないことがあるでしょう。

 

うまくいくためには、相手のことをよく知り、かゆいところに手が届くような、

状況や、相手に合わせた「気遣い」をし続ける必要があります。

 

 

そこで!相手を知り、相手に合わせた提案をする上で有効なツールがあります。

はい、お約束のセルフ型ネットリサーチです。

http://mixi-research.co.jp/ciao/

*現在、リニューアルに向けて準備中です!!

 

是非、営業の現場でもお客様との話のネタや、

提案用データの取得のためにご活用ください。

 

最近はよく「草食系男子」という言葉を聞きますが、

営業も「草食系」になっていくのでしょうか。

そうすると、ここに書いたような営業スタイルも古くなっていくのでしょうね。

 

次回は8月26日(火)更新です。

リサーチネタに戻ろうかなと考え中です。

 

ツールが発達すると営業マンは不要になる。       ~わたしが気をつけてること(オチは宣伝)~      

「残暑お見舞い申し上げます」

ミクシィ・リサーチの濱野です。

 

お盆休みはとれてますか?

弊社は決まった休みはなく、業務に支障がないように各自が好きなタイミングで休みを取れるようにしています。

 

さて、このブログでは主にリサーチの話題をしてきましたが、

今回は志向を変えて「営業」について書いてみようと思います。

 

わたしは根っからの営業マンなのですが、

 

「営業マンとしてなんとなく、自然にやっていないことはなんだろう??」

 

と考えるきっかけがありました。

 

 

今日はその際に思いついたことをいくつか紹介してみます。

 

1.「天気の話題はしない」

f:id:mixiresearch:20140811170954j:plain

アイスブレークということで、「今日は暑いですね」とか「寒くなってきましたね」など、話す人もいると思いますが、はっきり言って「わかっています!」って思いますよね。

アイスブレークでもお客様とはもう少し気の利いた話をするべきだと思います。

 

2.「いいことばかり話さない」

f:id:mixiresearch:20140811171732j:plain

 

いいことばかり話しても胡散臭いだけ。

自社や自分自身の弱みを見せてこそ、

お客様との信頼構築の第一歩になると思います。

 

3.「担当者と対峙しない」

f:id:mixiresearch:20140811171041j:plain

法人営業なのでたいていの場合対峙する担当者がいるわけですが、

気持ち的には対峙せずにどちらかというと「寄り添う」イメージで接するようにしています。

そうすると、その担当者が見ている「お客様」が見えてきます。

 

4.「下向いて歩かない」

f:id:mixiresearch:20140811171926j:plain

みなさん、歩くときに下向いていませんか?

 

上を向くということは世の中の人々の表情を見れたり、建物や看板、広告を見ることができ、たくさんの情報に触れることが可能です。

そして「情報に触れながら歩くこと」が、「考えるきっかけ」になります。

 

5.「考える前に【検索】しない」

f:id:mixiresearch:20140811171051j:plain

若いうちはお客様に教えていただいたり、可愛がっていただける唯一の時期。

変に格好つけず、知ったかぶりをせず、全力でお客様のことを考えればいい。

ネット検索をして意味がわかったつもりでいても、体験しないと本当に理解できないこともあります

 

6.「定型文を使わない」

f:id:mixiresearch:20140811171015j:plain

みんなに同じメッセージ送っているな??

と感じさせるメールはすぐに見破られます。

朝送るメールには「おはようございます」と付け加えたり、

それぞれのシーンによっても書き方を変えたほうが温もりが伝わります。

 

7.「電車の時間に追われない」

f:id:mixiresearch:20140811171026j:plain

時間に余裕がなかったら、気持ちが焦って約束の時間に間に合わすことばかり考えてしまいます。

そうすると、せっかくの貴重な移動時間を有意義に使えません。

移動時間にはこれから向かうお客様のことを考えてみてはどうでしょうか?

また、都内の電車は当たり前のように5分程度は遅れますのでいつも余裕をもって行動する必要があります

 

以上、7つの「やらないこと」でした。

何か共感できることがあれば嬉しいです。

 

今年はセルフ型リサーチ元年とも言われ、

ネットリサーチのセルフ化がより進と思います。

 

ツールがどんどん発達してお客様ご自身でリーサチができるようになれば、

営業マンも不要になりかねません。

 

お客様ご自身でアンケート作成、アンケート開始、データダウンロードができるのが弊社のセルフ型ネットリサーチCiaoです。

なんと、スクリーニング機能もつきました!!

セルフ型ネットリサーチ Ciao (チャオ)|セルフリサーチ

 

オチはサービス紹介ですみません!

ネットリサーチを身近に感じてもらえるサービスです!!

無料で使えるプランもありますので、まずは無料の利用登録からどうぞ!

ミクシィ・リサーチ|ネットリサーチシステムの利用登録

 

次はお盆あけ、8月19日(火)更新予定です!

ネットリサーチの回答者のこと。            ~PCベースですか?モバイルベースですか?~

 

こんにちは。ミクシィ・リサーチの濱野です。

 

最近、社内外問わず、「モバイルリサーチとは何か」?を考える機会や、

またモバイルリサーチについて話す機会が増えています。

 

前回のブログ(http://blog.mixi-research.co.jp/entry/2014/07/29/092750)で

書いたように、50問のアンケートを「スマホで答えてもらうこと」も、

モバイルリサーチのあり方だと思います。

 

 f:id:mixiresearch:20140804194554p:plain

 

一方で、海外事例のように、スマホの機能を活用して写真の撮影、録音や録画をするのも

モバイルリサーチのひとつであり、これによりリサーチデータのクオリティが飛躍的に上がると言われています。

 

 

このように、新しいリサーチツールの開発や、

新しい調査手法への取り組みはとても重要だと思い、

 

この一年、我々はいくつかトライ&エラーを繰り返してきたわけですが、

ツールやメソッドの前にもっと“本質的”なことを考えないといけないと思いはじめました。

 

それは、当たり前のようですが、

ネットリサーチに協力してくれる回答者のことです。

 

当然のようにおこなわれてるネットリサーチですが、回答者を見てみると、

弊社のアンケートから下記のようなことがわかりました。

f:id:mixiresearch:20140804193536j:plain

 

PCで回答する人もスマホで回答する人も、

使っている端末は問わず、どちらか一方だけで回答する傾向があります。

 

つまり、インターネットユーザーのスマホシフトが今後進めば、

アンケート回答もほとんどがスマホから回答されることになるでしょう。

 

そうなると、ネットリサーチの回答者は、以下のようなタイプに分かれるということです。

 

①    PCで会員登録して、PCで回答している

(PCPCな人)

f:id:mixiresearch:20140804193559j:plain

 

②    PCで会員登録して、スマホで回答している

(PCSPな人)

f:id:mixiresearch:20140804193609j:plain

 

③   スマホで会員登録して、スマホで回答している(SPSPな人)

f:id:mixiresearch:20140804193613j:plain

 

 

あなた自身はどうですか?

 

「この3タイプのうち、どれに当てはまりますか?」

 

リサーチ関係者の場合だいたいPCPCかPCSPに当てはまるのではないでしょうか?

今後は、PCSPの人が多くなることがよそうされますので、彼らが回答しやすいようにアンケート画面をスマホ対応させることも必要かと思います。

 

そこでもう一つ質問ですが、スマホからのアンケートを回答しやすくしただけでSPSPの人の可処分時間をアンケートに費やしてもらうことは可能でしょうか?

人気のゲームやSNSではなく、アンケート回答に時間を割いてくれるでしょうか?

 

彼ら彼女らにとって、スマホは小さいPCの画面ではないのは当然です。

 

うちの娘もそうですが、2歳児が直感的にスマホを操り、

自撮りした写真をラインで送ってきます。

 

f:id:mixiresearch:20140804193631j:plain

(うちの娘はコテコテの日本人のため、画像はイメージです)

 

そんなSPSPな人にでも楽しんでもらえる、

また答えたいと思ってもらえるようなアンケートサービスがこれからは求められます。

 

SPSPな人も直感的にそして継続的に利用してもらえるサービスについては、

また次回以降にご紹介します!

 

 

次回は、8月12日(火)予定です!!

「スマホで50問とか答えないでしょう?」は本当か!?

こんにちは。

ミクシィ・リサーチの濱野です。

 

2回連続で海外のモバイルリサーチの動向や事例を紹介しました。

 

本当のモバイルリサーチの意味を探りに ~Marketing Research in the Mobile Worldに初めて参加してみました~ - 習慣!!ミクシィ・リサーチ!!

 

(続)本当のモバイルリサーチの意味を探りに ~mobile is real, not recalled~ - 習慣!!ミクシィ・リサーチ!!

 

MRMWでの発表事例はまだまだありますので、

これからもご紹介していきます。

 

 

海外事例では、モバイルは既存リサーチの延長線上ではなく、

それ自体にリサーチデータのクオリティを飛躍的に上げるポテンシャルがあることが強調されていますが、

その一方で、既存リサーチの延長線上という考え方もやはり存在します。

 

f:id:mixiresearch:20140728201128j:plain

現在実施していることと同様のことができないと、

新しいメソッドには踏み込めない、いや、踏み込みたくないというお客様は多く、

 

「でも、マトリクスできないでしょ?」

 

「でも、50問とか答えないでしょ?」

 

って、みなさん口を揃えて仰います。

 

ミクシィ・リサーチではマトリクス設問は、回答者の回答負荷に配慮し、スマホアンケートでは実施しないようにしてきましたが、あまりにも要望が多かったので先日設問タイプとして追加しました。

f:id:mixiresearch:20140728192854p:plain

 

また、50問のボリュームのあるアンケートに関して、

スマホで答えてもらえるかどうかを確かめるため、

スマホからとパソコンでまったく同じ50の質問をおこなうという

比較調査を行いました。

 

海外では設問数が多いモバイルリサーチを実施する際は、設問をいくつかのグループに刻んで(Chunkして)実施すればいいと事例でも紹介されていました。

 

しかし、今回はそもそも切り刻む必要があるのかどうかも検証しなければなりませので、50問をそのままで実施しました。

 

結論からいくと、スマホで50問は大丈夫のようです。

 

○50問の回答に要する時間は、

【スマホ > パソコン】

 

○トラップ設問への正解率は、

【スマホ ≒ パソコン】

 

○50問の体感負荷は、

【スマホ ≒ パソコン】

 

○同じ選択位置ばかりチェックする割合は、

【スマホ ≒ パソコン】

 

詳しくは、↓↓

 

回答しやすい画面で、負担の少ない設問設計をおこなうことで、

設問数の多い調査もをスマートフォンでの実施が可能です。

 

ただし、ここでひとつ理解をしておかないといけないことがあります。

 

アンケートの回答をスマホからする人と、パソコンからする人で、

消費に対する意欲や、日常の行動特性が異なるということです。

 

ミクシィ・リサーチで実施した調査では、

パソコンユーザーは「堅実的、保守的」のようで、スマホユーザーはアクティブで、「衝動買いをしてしまう」「時間があれば外出する」という傾向が強いことがわかりました。

 

数年前にネットリサーチの営業をしている時に、なんどもなんどもお客様から、

 

でも、インターネット使っている人でしょ?」

「それって、最先端の人でしょ?」

 

と言われたのを思いだします。

 

現時点においてはどちらの回答者が正しいとか間違えているということはなく、スマホでないとアプローチできない人々のボリュームが今後どんどん増えていくことは間違いのない事実だと思います。

あと一年もすれば、スマホの契約台数7000万台は突破することでしょう!

f:id:mixiresearch:20140728200512j:plain

 出典:

スマートフォン市場規模の推移・予測(2014年4月) - 株式会社 MM総研

 

 

さて、次回はもう8月4日更新予定。

 

もう8月ですか。